「暑い、厳しい」言葉だけでは解決しない。 (2008/8/1)
残暑お見舞い申し上げます。
夏は暑いものです。暑い暑いと何度言っても涼しくはなりません。「心頭滅却」して頑張りましょう。甲子園では選手も応援団も身体も心も熱くして、頑張ります。
いよいよ、北京オリンピックも8日からです。選手には限界への挑戦を、大会主催者には、世界的スポーツの祭典の意義が確認できる、テロなども無く、成功を祈りたいものです。
毎日のように、若者が殺人に走る報道に接し、心が痛む。親の心が疎まれるのは何故だろう。この国では家庭も崩壊し、心の病が蔓延していると思えてならない。
今月は、お盆で先祖を敬いお祀りする機会があるが、是非、家族の大切さ、人への愛と感謝を体感したいものである。
こんな世相を何とかせねばとの思いで、8月18日には『中村文昭』さんを講師として招聘し、午後6時より「西条国際ホテル」で『市民公開講座』を自民党西条支部主催で開催する。
みんなで社会に求められている自分を考え、行動する自分を見つけ出したいものだ。
選挙ばかり意識せず、日常活動と行動を起こしたい。
非凡な人になる
―イエローハット相談役 鍵山秀三郎(月刊『致知』8月号巻頭の言葉より抜粋引用―
「至誠を尽せば必ず明かりが見えてくる」
一所懸命、一心不乱――創業時の私は夢中で良く働いた。24時間寝ないことも、車に寝泊りして夜を明かしていた。そうした中で、先方が何を望まれているかを必死で探り、懸命にこたえて信頼を積み重ねた。自分の体力、心を尽せるだけ尽くし、毎日を乗り越えていたので、上手くやってやろうとか、楽な方法は奈度と考える余地もなかった。
“あの手、この手”とよく言われるが、人間の手には2本しかない。与えられた条件を生かしてやっていくしかない。そして至誠を尽せば、必ず見えなかったものが見えてくると確信する。もし何も見えてこなければ、まだまだ誠意の尽し方が足りないと考えるべきだ。
この競争の厳しい時代に、そんな精神主義は通らないと考える人も多かろうが、昔から競争の無い時代は無く、他社が目にもとめないわずかな隙間に目を向け、それが少しでも広がるように努力を重ね、道を開いてきた。
惰性を断ち切るには
人生も仕事も、一所懸命やっているつもりでも、いつの間にか惰性に陥りがちだ。人生においては1日たりとも同じ日は無い。3年前と代わり映えしないようであれば惰性の世界にはいっている証拠だ。惰性を断ち切り非凡な人になってほしい。
その一番の方法は、変化を求め続けることだ。変化を求め、次々と新しい目標を見出して誠実に努力を重ねてゆくと、ある時、他の人が及びもつかない領域に自分が入っていることに気づくだろう、そこはもう非凡な世界だ。自分の人生が素晴らしいものかどうかは、終わってみないと分らない。しかし、1日1日素晴らしい生き方を重ねることは出来る。
人がなかなか歩まないような道をえらび、たとえ厳しく辛くとも、あえて非凡な道を歩むことにより、生きる意味を見出して欲しいと願う。