愛媛の知事に「中村時広」さん。松山市長に「野志克仁」さん。当選!!(2010/12/1)

新知事さん・松山市長さん、しっかり地方の足腰の強化を頼みます!


まずは新知事さん・新松山市長さん当選おめでとうございます。

厳しい選挙戦を、全身全霊を込めて戦われ、県民・市民の負託を受けられました。いずれも新しい分野での取り組みとなりますが、頑張ってほしいと思います。

国政がこれほどまでに無力をさらけだし、停滞するとは思わなかったが、各分野にわたり、これから立ち直るのには大変なエネルギーが必要で、地方が一層犠牲となるものと思われます。この厳しい状況の中での舵取りは大変なご苦労があるでしょう。

選挙戦の中では、西条からの松山分水のことも注目を集めた課題ですが、西条には絶対同意が得られる問題ではないでしょう。無駄なエネルギーと時間を費やすよりも効果的方策を現実的に取り組まれることが適策でしょう。

このような景気の状況が続けば、益々人口は流出も加えて減少し、地方は衰退するでしょう。まず、活性化させる方策に全力を上げましょう。人の心も産業も元気に!

一体どうなる?内憂外患の日本政府。この国の行方

国民の期待を集めて政権交代、スタートした「民主党政権」が発足1年あまりとなった。
だがどうだろう? 発足の貢献者でありリーダーであった「鳩山由紀夫前総理」、
「小沢一郎前民主党幹事長」ともに半年で政治と金の不明さにより失脚、国民に信も問わずして「菅内閣」に総理も交代、全くの外交能力も、内政統治能力もない政権を内外にさらし、景気回復どころか円高も進み一層国民生活は疲弊、『事業仕分け』で無駄の排除を切り込むようなパフォーマンスで『蓮舫』行革担当大臣だけがファッションスターのように光っているが、中身はボロボロで殆ど効果なし、はては政策変更もお構いなし、はしゃぎ気分や本音の危険な暴言ぼろぼろの『失言大臣』の爆弾を抱えている。

もう政策も糞もない、マニュフェストの実行の責任観念もない、どうしようもない政府をいただいており、加えて周辺諸外国から国境を奪われかねない、さらには紛争も起こりかねない、安全不安さえ起こっている。
一体この国はどうなるのだろう。誰が責任を持って「国民の安全や発展や命を」守ってくれるのだろうかと、この国の行方が定まらない状況であろう。
もう早く国会を解散し、自民党も民主党もないこの国を立て直す志士を結集し、新しい政権の道を見出す必要があろうと思われる。さもないとこの国は守れない。

私もこの混乱から逃げずに、むしろ向ってゆく使命感に燃えてきた。

それが責任ある皆様への恩返しだろう。

思考の三原則
=長い目で見る。多面的全面的に観察する。根本的に考察する。=

月刊誌「致知」の《巻頭の言葉》より抜粋引用=ウシオ電機会長 牛尾 治朗

『事態の打開をもたらした視点』

  安岡正篤さんから生前にいただいた教えの一つに、「思考の三原則」があります。

第一 無先にとらわれず長い目で見る
第二 一面的に見ないで多面的全面的に観察する
第三 枝葉末節にこだわることなく根本的に考察する
 
安岡さんは、難しい問題を考える時には、いつもこの三つの原則によるよう努めてきた、とおっしゃっていました。今の日本はまさに、この教えに照らして事態の打開を図るべき時にあると私は実感しています。
 
 いま、円高とデフレが日本経済に影を落としています。デフレは日本ばかりでなく、EUにも波及し、さらには世界の基軸通貨であるドルの国、アメリカまでその様相を呈してきています。

 こうした世界的な経済不安は過去になんどもありました。いまから二十五年前には、日本経済が強力な輸出力を背景に躍進を続けていた半面、アメリカは膨大な貿易赤字と財政赤字、いわゆる双子の赤字に苦しみ、ドル相場も不安定になっていました。ドル危機を回避するために先進諸国が協議をし、発表されたのがプラザ合意でした。
これにより、当時1ドル=240円ほどであった相場は、円高ドル安へと突き進みました。これ以上高くなれば日本経済は壊滅するといわれていた1ドル=120円も突破し、1995年にはとうとう1ドル79円にまで達しました。時の政府は為替の動向には介入しないことを表明し、危機回避は民間の自助努力に委ねられました。各社は海外への工場移転、現地での人材育成等々、海外進出をこぞって進め、この不測の事態に歯を食いしばって耐えました。ちょうど私が、経済同好会の代表幹事を務めていた頃でしたが、本当に厳しい時期でした。
 
 しかし努力の結果、1ドル=100円でもやっていける体制を構築できた会社は、ドル値を戻してからは逆に失ったものを取り返すだけの利益をあげ、再び成長の軌道にのることができたのです。
 
 そこまで頑張ることができたのは、厳しい状況の中でも生き抜いてゆこうという堅い決意があったからだと思います。思考の三原則で説かれたように目先に捉われず、一面的に見ず、枝葉末節にこだわらず、広くアジアを中心にグローバルな視点で活路を求めたからこそ、道が開けたのだと思います。

『変化に即応できる者だけが生き残る。』

「一杯の水」という話があります。江戸で一旗揚げようと二人の商人が地方からやってきました。ようやく江戸にたどり着き、喉の渇きを癒そうとするものの、水を飲むところがない。しかたなく水売りにお金を払って飲みました。そこで一人は、水にまでお金を払うようではとてもやっていけないと、早々に江戸を去りました。しかしもう一人は、江戸では水でもお金になると考え、江戸に残って商売を始め大成功したといいます。
 
この円高は確かに様々な弊害をもたらしていますが、思考の三原則を踏まえ、改めて現状を概観すれば、強い円を背景にできることはたくさんあるはずです。
 
 またこういう状況下では海外で働く機会が増えてきますから、グローバルな人材を育成するための教育のあり方を考えなければなりません。以前ほどではないにしても、日本人の英語に対する苦手意識には根強いものがあります。ブロークンな英語で堂々と渡り合っている他国のたくましさを見習い、内にこもらず海外へ打って出ようとする積極的な人材の育成が、いまの日本には求められます。

 進化論を唱えたダーウィンはいいました。「最も強いものや賢い者が生き残るのではない。生き残るものは、ただ変化に即応できるものだけだ」
 この現状に適応するためにも、長い目で見る、多面的全面的に観察する思考の三原則を実施して活路を見出し、果敢に道をきりひらいてゆかなければなりません。