厳しさも峠を越えるか?(2014/3/1)
ソチオリンピックで、日本の若者の評価を世界に認められた。
2月には世界のビッグイベントとして、ロシアのソチで冬期オリンピックが開催され、日本はこれまで冬季では最高の8個のメダルを収めた。
男子スノーボード・ハーフパイプで、銀メダルの「平野歩夢(15)」さん、銅メダルの「平岡卓(18)」さん、男子フィギアスケートで見事金メダルに輝いたのは「羽生ゆづる(19)」さん、惜しくもオリンピック本番ではメダルを逃したものの、女子ジャンプで圧倒的強さと成績を上げていた「高梨沙羅(17)」さん・・・と10代の選手が大活躍だ。
今時の若者は、とかくひ弱で頑張りがない・・とよく評価されるのだが、考えをみんなが改める必要があろう。
物が豊になりつつある中で、大量生産・大量消費時代を過ぎしてきた、我われの『団塊の世代』が今では定年を迎え、世の中心を去りかかり、少子化の中であなた大事と物を与えられて、自己中心がまかり通り、刺激一杯の中で育った『新人類世代』から、いまや「ゆとり教育」で育った『平成世代』が、これからの世を担う事になるのだが、なかなかやるじゃないか評価の視点を変えて、かれらの社会に認められたい努力を、よりモチベーションがあがるように世の中の仕組みも変える必要を痛感する。
スキージャンプの「日の丸飛行隊」をリードしてきた、葛西紀明(41)さんが頑張っている姿が、『レジェンド』(伝説)との評価も世界から受けているのだが、スポーツ界での例ではあるが、これを一般の社会や会社や組織も、これからの指針として、大いに参考にして取り入れるべきと私は思う。
「浅田真央」選手は誰もがメダルを当然と信じていたが、団体戦で貢献できず、相当な責任感がプレッシャーとなったのだろう、女子フィギア個人規定で、全く回転ジャンプが出来ず失敗、普通なら何かの都合をつけて逃げ出すほどの状況だったと思うが、見事フリー演技では完璧な演技で終え、メダルこそ逸したもののくいのない戦いを終えることができたと、本人が納得し、また回りの応援する皆さんにも納得してもらえ、感動さえ与えた事は値千金なものがあった。
外野から大人が知ったかぶりした話が、出たものだがその外野の方がいたたまれない状況に追い込まれた。薄っぺらな大人振りを反省しよう。
さて3月は卒業シーズンだが、出会いも、別れも、かけがいの無い縁だ。一生大切にしたいものだ。
愛媛県平成26年度当初予算(中村知事任期最終年度)で「飛躍」を狙う。
愛媛県政を担う中村知事は、今年11月で1期目の任期を迎えるが、最終年度にあたり、一般会計6070億円、特別会計1356億円、企業会計717億円、の合計8143億円、の当初予算を組み、
1)活き活き愛顔(えがお)あふれる愛媛。
2)やすらぎの愛顔(えがお)あふれる愛媛。
3)輝く愛顔(えがお)あふれる愛媛。
4)やさしい愛顔(えがお)あふれる愛媛。
5)チーム愛媛。
という活動テーマを掲げて、県民生活の向上を目指す「実需の創出」に力を注ぎ、地方に「飛躍」の活力を生み出すよう目指して取り組むと意気込みを示している。
1昨年来、景気回復を安倍政権も至上命題に取り組み、交付金も増額配分されたのであるが、実際の事業の執行にまだ至っていないで、基金として積まれている資金もあり、年間で切れ目なく発注するなどで、景気や雇用を効果的に支えるよう、運用と事業の執行を要請したい。
何より安心・安全な県土づくりは、県民の願いに応えることになのだ。
ただ、県債残高が依然として1兆円を越えており、健全財政で次世代に積み残しを少なくしておく責任もある。無駄のない効率的事業の精査も忘れてはならないことだ。
県議会としても任期最終年度を迎えるので、大いに議論を重ねながら、知事部局とも呼応して、頑張りたい。
これから「愛媛県」と「広島県」が、連携して 『瀬戸内しまのわ博』が、
しまなみ海道沿線の各地で、春・夏・秋・冬と1年を通して、各種イベントが組まれる。家族・友人などで出かけてみよう。
《月刊「致知」からの引用文は今月はお休みします。》