新しい時代を!(2021/11/1)

愛媛県第3選挙区『自民党 井原巧』さん、議席奪還当選!
皆様のご支援のたまもの、今後の活躍に期待する!

 井原さんは自民党が議席を失っている愛媛県第3選挙区の声や課題を国に届けるための活動に取り組みたいと決意し、約2年半前に参議院議員の職を辞して日夜選挙区内を駆けずり回り、知名度の獲得のため努力をされてきた。

 ところが最大の難敵はコロナ感染症で、有権者に接する機会が厳しく制約される中での活動で、本当に精神的にも苦労する日々を送られたが見事その努力のかいもあって当選を勝ち取られた。

 私たちも候補者の心をくみ取りながら苦労の連続の選挙取り組みであったが、多くの皆さんの励ましとご支援で念願の自民党議席を勝ち取り、明日への希望の光が見えてくることは何よりだ。

 この気持ちを大切に仲間とチームワークで取り組みたい。

日本を守る責任政党『自民党』総選挙で単独でも過半数を確保したが、公明党との自公連立政権で、安定政権の道筋を確保。

アフターコロナの新しい時代を「政治は国民のもの」との自覚をより深め、「国民声を聴き」信頼と共感を得られる政治の一層の推進を図り、国民との一体感を取り戻す政治社会の変革も期待する。

愛媛県の衆議院4議席共に「自民党」で確保。皆さんのご支援とご協力に感謝します。

 10月19日に公示され31日に投開票された、第49回衆議院総選挙が終わった。

 任期満了に伴う選挙となるのではないかと思っていたのだが、岸田総理は急遽解散を行い予定よりも1週間早まって選挙戦に入ったが、愛媛地方区の県内4選挙区共に結果として「自民党」公認候補が当選することができました。

 1区は新人「塩崎彰久」さん(塩崎恭久前代議士の引退声明があり、急遽県連にて公募の結果、最終4名の候補の中から選に残り公認された)が初陣を勝利されました。2区は今回で12期となるベテラン「村上誠一郎」さん。3区は立憲民主党の現職から苦戦であったが、新人「井原巧」さんが自民党に議席を奪還し初陣を飾ることができた。4区は新人「長谷川淳二」さん(山本公一前代議士が病気治療のため引退を表明し、愛媛県副知事の経験もある長谷川さんを選挙区内の全首長や自民党支部からの推薦と要請を受けて出馬された)が、見事初陣を飾られた。

 夫々の選挙区においていろいろなことがあり、厳しく対抗馬との戦いにも挑まれ、全県下で「自民党議員」で占めることができたことは何よりであり、これからの地方の必要な諸施策に3人は新人であるが、それぞれに知識・見識・人脈もしっかりしたバックボーンがあり、政権与党内でスクラムを組んで、県下各市町、愛媛県ともしっかり連携を深めてしっかり取り組んで欲しいところです。

 幸いコロナ感染騒動もワクチン効果や、早期発見検査体制の充実、3蜜回避など行政指導、何より一人一人の注意が功を奏し、大きなヤマは乗り越えたのではないかとも思われる。これからは再びのぶり返しの無いよう、この体験を生かしながら、新しい社会システムを含め、構造改革にもスピード感をもって社会構造の改革・変革に勇気をもって取り組まなければならない。

 選挙で訴え公約と示した事柄に誠実に取り組み、国民の信頼と共感を得て、痛みの伴うことにも説明を行い理解を得る努力を惜しまず、政治は国民のものであるという実感を国民に得ていただく実行と推進を願うものです。

 野党の皆さんもただ言いっぱなしで足を引っ張るだけではなく、いろいろな課題に対話を重ねた結果を引き出し、協力して国の方向を共にかじ取りする健全な政治環境づくりに取り組まれ、この国の行く先を共に見つけ出す見識ある国会となるよう責任も明確にしながら取り組まれるよう期待したいと思います。

 環境問題は特に地球温暖化が進み、現実問題として目に見える形で問題点が指摘され可視化されているところだが、環境悪化への加速度は今後ますます進むものだろう。国際的にも取り組みが必要だが孤立するのではなく、国際協調を呼びかけるリーダーシップも発揮できる国であり続けるべきだ。そこに我が国の生活基盤の元となる企業活動も求められることでもある。

 私たちの生活基盤を守るために、皆の理解と協力が何よりであり、公平な視線の見識が大切です。目立ちたがりのパフォーマンスに誘導される姿勢を改めましょう。すべての最終責任は私たち1人1人の行動に戻って切るのですから・・。

 マスコミももっと国民を守る見識があるのなら、平穏で活力ある社会をつくる良識や寛容の心を尊重するような社会づくりに見識を発揮すべきと思います。人の心を傷つけ、社会に混乱を誘導することがマスコミの使命ではないでしょう。善良な見識を育む役割を担うべきでしょう。

 さあ皆で力を合わせ、改めるべきは改める勇気をもって、取り組み新しい社会システム構築にも取り組み、明日に希望が育まれ、安全・安心・力強い地域や国を作りましょう。

言葉の大切さを心に刻む

月刊『致知」2021.11月号【巻頭の言葉】より引用 
茶道裏千家前家元 千 玄室

『言葉は時に命取りになる」』

  近頃テレビを観ていると、政治家が何かを発表する時にこぞって、異口同音に「させていただきます」と言っている。

 言葉の用い方は実に繊細であり、誰しもその使い分けを巧妙にしたいと思いながらも間違えることが多い。「させてもらう」の謙譲表現である「させていただきますの」意味するところは、相手の許可を得て行い、そのことで自分たちが恩恵を受ける時に使うべきものである。

 しかし、政治家が自分への恩恵などを望むべきでない場合にこの言葉を口にすることがしばしばあり、私は強い違和感を覚える。動詞の語尾変化も、活用を間違え誤解を招いてしまうことが多々ある。

 私は若き日、師の後藤瑞巌老師から、「よいか、言葉ほど大切なものはない。時には命とりになる。一度発した言葉は四頭立ての馬車で追いかけても追いつかんぞ」と教えられた。

 軍隊では、命令をよく聞いて理解しないととんでもない羽目になる。私は航空隊の搭乗員だったから、空を飛びながらの様々な作業は命令で定まる。学生上がりの即席の飛行機乗りはよくミスをした。その都度言葉の意味の取り違いは恐ろしいなぁ、と痛感したものである。

 政治家や財界人も、自分の発した言葉で失敗する人が多くいる。
 最近は特に、芸能界の人たちの言葉の遣い方、用い方に眉をひそめる方もおられよう。

 ものをいただいて口に入れた途端、「うまい」「おいしい」と言われる。比較的男性は「うまい」を、女性は「おいしい」と言う方が多いようだ。英語ではデリシャスと訳されるであろうし、うまいは単純にグッドと表現される。表現方法はその人によって変化するものであるが、うまいというのはあまり感心する言い方ではないように感ずる。

『地域により、立場により変化する言葉遣い』

 言葉といえば、日本の古代の表現として『万葉集』の歌に用いられていまは使われない、趣の深い言い回しがあることを知ってほしい。

 例えば、巻六にはこんな歌がある。
「ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」
夜がだんだんと更けていく。当時の夜は真っ暗で静寂な世界であり、久木(落葉高木)が生えている川原の水音や千鳥の鳴き声が、その静寂さをより一層際立てているという意味になる。この「ぬばたま」は夜にかかる枕詞であり、夜の暗さを強調する漆黒のイメージなのだ。こうした歌を詠む際の言葉遣いは、なかなか難しいものがある。

 江戸が東京と改まり首都になったため、東京で用いられる言葉が標準語のように思われているが、厳密に言うと完全なる標準語ではなく、やはりそこには東京でしか使われない言葉が混じる。

 日本は細長い列島で、北は北海道から南は沖縄まで使う日常語にはそれぞれのお国訛りがある。町や村単位でも発音や意味するところが変わる言葉もあるので、同じ言葉だと思って使っても、それの意味するところが随分変わってしまうこともある。狭い島国である日本でさえこうなのだから、広大なる国土を持つ中国などでは、北や南、西や東で使う言語が異なり、全く言葉が通じないことも珍しくない。

 言葉遣いの違いは地域だけの問題ではない。京都は都であったため、多くの殿上人や公家が天皇陛下にお仕え申していた時代に使われた御上に対する敬語や公家身分の上下により使う言葉があり、また京都の町衆の言葉や数多くある社寺の神職、僧侶が使う言葉など様々であった。上流階級といわれる人々は、公家と同じような言葉遣いで各々身分を誇っているようでもあった。

 いまはほとんど使われなくなった言葉を一つご紹介しようと思う。ご存じのお方もおられるだろうが、たいていの方は初めて耳にする言葉だと思う。「おつもり」という言葉がそれである。

 この言葉は、京の街の古いお家や料理屋、お茶屋などで使われるが、京の人でも戸惑うことがある。酒席や宴会などで主となる人が「この辺りでおつもりに」と言えば、この辺りで終わりますよという意味である。私も若い頃にお茶屋の女将から「もうおつもりに。早うお帰りなはんと」と、時間がくると切り上げさせられた。

 いろいろな言葉がいまだに使われているのも、京都らしいことだと思う。

 一度発した言葉は四頭立ての馬車で追いかけても追いつかんぞ