投票に行こう!参議院選挙(2019/7/1)

日本の根本方針の打ち出しを担う選良を選ぶ大事な参議院選挙だ。
国民の主権を守るために、国民の義務と責任で投票と監視をしよう。

 ひょっとすれば、衆議院も解散、同日選挙もありや?との憶測もありながらの今年の通常国会であったが、さる6月26日をもって閉幕となった。
そこでやっと27日閣議決定により正式に、通常参議院議員選挙の告示日を7月4日、投票日を7月21日と決定された次第だ。各党も国会の終盤では解散の有無で相当やきもきしたことだろう。私たちもあらかじめ予想されていた7月4日告示で、準備にはかかっていたものの、正式な発表がないので迂闊に4日とは言えないので、書類の原稿をためらいながら準備したものだ。

 さて、愛媛選挙区では「井原巧議員」が改選期となっていたのだが、本人の意思で次期は自民党が議席を失っている衆議院の愛媛第3選挙区で、立候補する決断をし、ならば後任をと選考中、昨年の豪雨災害を見て郷土の復興に役に立ちたいと志を立てた「らくさぶろう」に、県連も党本部も自民党公認候補と決定し、今年2月初旬のスタートとなった。運動の準備状況だった。これから短期決戦でこの選挙取り組まなければならない。

 国の安全・郷土の安心・国民生活の安定・社会治安と秩序の確保などなど、私たちの命と生活を守るための取り組むべき政治課題は多い。100年安心とか、人生100年時代とか言われているが、30年先、50年先、100年先の我が国や世界の秩序がしっかり見通せ、計画を着実に実行できる政策が無ければ政治とは言えないが、果たして今その答えは如何だろう。残念ながら1年先の予測さえ見通せない議論が横行し、混迷の極みと言えよう。この選挙冷静な判断で、この国を責任もって立て直さなければならない。
その思いが共通する人や政党を応援し、安心できる政治風土や、日本古来の精神に基づく、社会風土を、確立しよう。この前進か!後退か!の瀬戸際の現状をしっかり認識し、未来を拓くために絶対我が自民が勝ち、安定した国としなければならない。皆さんの理解と協力を広く呼び掛けるものだ。

 本来なら梅雨の季節なのだが、天候も非常に不安定・不明瞭な現象だ。北日本で扱ったり落雷を伴う雨が続いたり、逆にし日本では集中豪雨のような雨もあるが「梅雨」と言えるような天候がないなど、地球環境のこれまでの経験や記録に内容な新しい現象に動いているのだろうか?いづれにせよ地球環境問題についても、もっと世界で力を合わせ改善への取り組みがなされなければならない。災害の原因は自分たちが作っているのだから?・・・。

ケネディの精神に学べ

月刊『致知」2019.7月号【巻頭の言葉】より引用 
ウシオ電機会長 牛尾 治朗

『あなたが国に何ができるかを問え』

 私が父親の遺したウシオ電機の再建に取り組むことになり、ビジネスの拡大を目指してしばしばアメリカにも足を運ぶようになった頃、現地は新しいリーダーの誕生に沸き立っていました。

 ジョン・F・ケネディが大統領に就任したのは一九六一年、四十三歳の時でした。その風貌は若々しく、弁舌も実に爽やかで、政治に新風を求める国民の期待は否が応でも高まりました。何より印象的だったのは、その就任演説でした。

「だからこそ、米国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。あなたがあなたの国のために何ができるかを間うてほしい」
(And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you-ask what you can do for your country.)

 国民の自立心が欠如すれば、国への要求ばかりエスカレートし、政治家もそれに迎合して、あれをします、これをしますと聞こえのよい言葉を並べて、政治が安易な方向へ流れてしまう危険性があります。

 そうした風潮に敢然とノーを突きつけたのが、ケネディでした。彼のスピーチを収録したレコードは飛ぶように売れ、その見識と勇気に目を開かされたアメリカ国民は、新しいリーダーとともに未来を切り開いていく決意を固めたのでした。
  

『新たなるケネディの登場を熱望する』

 ケネディの進化が試されたのが、大統領就任翌年に起こったキューバ危機の時でした。
 危機が収束するまでの十三日間は、世界が最も核戦争に近づいた時期であり、私も当時を振り返るといまでも手の汗ばむ思いがします。
米ソ両国の応酬を世界が固唾を呑んで見守る中、ケネディの断固たる姿勢に押される形で、最後はソ連首のフルシチョフがキューバに建設したミサイル基地撤去の要求を呑んだのでした。

 ケネディの下した勇気ある決断は、人類を直面する危機から見事に救ったばかりでなく、その後両国が軍縮、冷戦終結へ向かっていく転機をもたらしたといえます。
「あなたが国に何ができるかを問え」
就任演説で国民に投げかけた言葉を、自ら率先した偉大なリーダーが、その一年後に凶弾に倒れたことは、アメリカ一国のみならず、世界にとって大きな損失でした。

 翻って、いまの社会の有り様はどうでしょうか。自己の権利を過度に主張する大衆と、それに迎合するリーダーによるポピュリズムは世界に蔓延し、国家と国民、国家と国家の関係に危うさが漂っている現状を私は危倶しています。

 いまこそケネディのような高い見識|と勇気を備えたリーダーの登場を心から願うとともに、私たち一人ひとりもその精神に学び、国のため、社会のために何ができるかを自らの胸に問うていかなければなりません。

「だからこそ、米国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないで欲しい。
 あなたがあなたの国のために国のために何ができるかを問うてほしい」
-ジョン・F・ケネディ