元気で年の瀬を締めよう(2022/12/1)

コロナか?インフルエンザか?

 心配していた新型コロナの感染状況だが、冬場を控えて第8波の拡大が起きている。

 もう慣れっこになってしまっているのかな?冬場に向かい、換気も悪くなるので感染率が高くなります。この前2年間はインフルエンザの流行がみられませんでしたが、ここにきてインフルエンザも流行の兆しが見え始めたようです。

 治療薬や検査キッドも市販で出回るように国も認めたようですが、まだしばらくは病院での診察・所見で手配されることに優先されます。くれぐれも安易に受け止めず、予防対策・行動に気を付けましょう。

 一方で気を付けすぎて、お互いの心の交流が薄れ、心因的にストレスとしてため込んだりしないようにも気を付けましょう。

中村愛媛県知事4期目スタート!

 先の11月に行われた愛媛県知事選挙で、「中村時広」現知事が4期目に向け、共産党の新人候補に30万票余の大差をつけ、得票率では90%余の圧倒的支持を得て圧勝されました。

 しかし、当初から心配されていた投票率は、33.95%と過去最低の記録となりました。
投票は政治関心の民意のバロメーターでもあり、国民意識が示されるものです。何かと社会に不安や不満の声がマスコミでも報じられるのですが、投票という大切な制度と有権者の現実の行動が伴わない状況が近年特に進んでいることに対して、みんなで大いに議論して、真の民主主義の大切さが守られる国民理解の高い社会を守りましょう。

 4期目にあたり中村知事は当面のコロナ対策や、デジタル技術の活用・導入はもとより、引き続き政策の3本柱である
① 防災・減災・国土強靭化 
② 人口減少対策 
③ 地域経済の活性化 
を軸として、『みんなでつくろう、愛顔(えがお)あふれる愛媛県』をスローガンに、県民力となる、さらなる「実需の創造・向上」を追い求めて、県民とともに『オール愛媛』で引き続き取り組む決意が示されています。

 私たち「自民党愛媛県連」も一丸となって、県政課題の解決や時代の革新創造を推進してまいります。

政治家1人1人が襟を正し、国民に信頼される議員であり国会であれ!

 さて国会の状況を見てみると、コロナ対策・ウクライナとロシアの戦況やこれから派生した世界の安全秩序や経済・貿易秩序の崩れから、国民生活が疲弊の危機に立たされている。

 また国会では、大臣が次々と更迭の憂き目にさらされるような状況だ。大きな時代の変革期の中にあり、最も肝心な国をどうするか、世界の中で信頼される国としてのとるべき道はいかにあるべきなのか?と国民に問いかけ、法や制度化を示し、将来への羅針盤やかじ取りがいま最も大切と思われる。だが、全く機能しかねている実情ではないでしょうか。

 私も方議員として国や地方のあるべき姿を国民と共に考え、国民に道筋を示す役割を最も大切な役目と自覚して政策の立案実現に本意を求めて、日々取り組んでいるのだが、国会ではそんな議論が全く見ず、国民に先行きの不安を与えるばかりの有様です。

 誰が悪いのかとの悪人探しや、責任逃れの場面づくりに政治家の役割を求めるような愚弄に走らず、与党と言わず野党と言わず、高度な政策立案集団にならねばなりません。

 残念ながら世界情勢を見ても各国で政情が不安な要素があるようです。どこかで何時かはまた暴発することがあるかもしれません。これらの状況も良く弁えながら日本の立ち位置をしっかり定めてゆく必要があり、平和社会の維持にためにはその気配りが大切な要因でしょう。

 外国に依存するばかりでは政情不安に襲われると、道が断たれてしまいます。幻想を求め、あらぬ夢を求めてばかりでは、立ち行きならない状況です。課題を先送りで逃避することなく、現実をしっかり把握し、次代の先を見つめながらも確実・的確な対処能力を発揮して耐え、挙国一致で総力を結集する時は今、の気概で結集しましょう。

 平和な社会を守ることはもちろんだが、平和で穏やかな日常生活が安定して守られる経済的自立が最も大切です。愛する人を守り、家族や日本を沈没させないよう大和魂を取り戻しましょう。

 特に若い人には自分たちの身につまされる課題ですから、主体性と積極性をもって色々なことに感染を持ち取り組んで欲しと思います。

サッカーW杯カタール大会。最後まであきらめず闘い尽くせ!頑張れ日本!
愛媛から2人の日本代表(長友・鎌田)選手出場!後輩にいい足跡を!

年の瀬を迎えましたが、「不易流行」の決意を新たにし、新しい年に向かいましょう。

破れない壁はない

月刊『致知」2022.12月号【巻頭の言葉】より引用 
Jアサヒビール社友 福地茂雄

『壁は3つの方法で克服できる』

  過去は二度と戻ってはきません。人は往々にして、過去の栄光にすがったり、挫折を引きずったりしてしまいがちですが、所詮、過去は過去。済んだことにいつまでも囚われるのではなく、同じ失敗を繰り返さないよう心掛けることのほうが遥かに大事です。

 私は、破れない壁はないと信じています。自然災害などの不可抗力は別として、“壁”は対人関係から生じることが多くあります。会社の人間関係、取引先との人間関係、近隣との人間関係、友人関係、男女関係等々、自分を巡る様々な関係軸の中で私たちは
生きており、そこから生じる“壁”は、次の3つの方法で克服できる、と私は考えています。

1.いままで通りでは解決できない
 人間は壁に突き当たった時、この壁を破る手段はこれ以外にはないと、いままでの手段に固執しがちです。しかし、東洋古典の『易経』に「窮すれば通ず」とあるように、他の解決方法にも視点を向けてみるべきです。
 男女の恋愛関係においても然り。もはやこの縁を逃すと他に縁がないと考えてしましがちですが、赤い糸を結びつける方法は、必ず他にもあるものです。
 いまのアプローチ以外に道がないかと考え直してみると、意外に道が開け、なぜいままで気がつかなかったのだろうと思うことがしばしばあるのです。

『案ずるより産むが易し』

 2.いますぐには解決できない
 壁を破るタイミングは早いに越したことはありません。私は現役時代、週末にクレームの発生した得意先には、たとえ解決の糸口が見えなくてもその週末のうちに訪問しました。まず先方に解決への誠意を示すためです。
 反対に、「急いては事を仕損じる」「急がば回れ」という諺もあります。私が現場を離れて十数年経ちますが、確かにいまだに解決を見ない問題は皆無です。すべては時が解決しているのです。
 また、よい話を伝えるのは遅くても構いませんが、悪い話は即刻ひと声かけておくべきです。問題解決のためには、いますぐやるべきことなのか、時間をかけてじっくりと解決を図るべきことなのか、タイミングを考えて行動することが大切です。

3.一人では解決できない
 人間は、生まれた時も死ぬ時も一人。
そして問題を解決するのも一人です。しかし、解決への道筋を探る際には、第三者の意見を参考にすることも大切です。決断は必要ですが、「三人寄れば文殊の知恵」と諺にあるように、思いがけないヒントを得られることがあるものです。
 一人で思い煩うことはありません。職場の上司や先輩、親きょうだい、友人など、いろんな人の意見に耳を傾け、熟慮を重ねた上で問題解決への道を突き進むべきです。「案ずるより産むが易し」とは、けだし名言です。

 私は現役時代、いつも机上のガラスマットの下に、この3つの行動指針を挟み込んで難問に直面する度に読み返すことにしていました。その体験を通じて、“壁”の多くは自分自身でつくってしまうことを実感しています。そして最終的に、自分の前に破れない“壁”はない、という信念を持つに至ったことを、私は幸せに思っています。

 これまでの体験を通じて、“壁”の多くは自分自身でつくってしまうことを実感しています