主催者は誰? (2008/5/1)
聖火リレーに何故当自国民が応援できないのか?
8月に中華人民共和国(北京)で開催されるオリンピックを盛り上げようと、アテネで採火された聖火が、世界各国でリレーされているが、チベットで中国の弾圧に反発した騒動が火をつけて、各国で聖火リレーが妨害される事件が起き、リレーの会場や沿道は中国国旗とチベットの旗で埋められ、騒動がおき、ランナーの周りは警察の護衛で囲まれ、全く何の為のリレーなのか砂をかむような思いがしてならない。
相互理解と交流により世界平和を目指すスポーツ交流の祭典に、政治問題を持ち込むことは論外であるし、ましてや今回の問題は、中国が当事者の問題であり、見守る諸外国にこの問題を持ち込み、オリンピックの五輪旗ならまだしも、外国で中国の国旗を振りかざして、その国の人を巻き添えにしていやな思いをさせること事は、外国への主権の侵害である。こんな訳の解らないオリンピックにしてはならない。本番終了まで更には終了後も騒動の火種は燃え続けることを危惧する。
ガソリン税(暫定税率復活と道路特定財源維持)・後期高齢者健康保健制度(年金天引)など、国民の声は生かされているのか?
3月末で失効して、一旦下がったガソリンの暫定税率分が、衆議院で自動的に再議決され復活、5月からガソリンが上がる、世界経済の影響で税率分(25.2円)に加えて石油元売りの値上げが加わり、30円以上の上がり幅になるだろう。
さらに今後もガソリン価格は値上がりが予測され、今年中には1リットル200円近くまでに値が上がってゆくのではないかと思われる。ガソリンが上がれば、石油製品による他の全ての物価に影響し、電気代も諸資材費も、農産食料品も・・・と全ての値上がりに繋がり、国民経済生活が一層厳しいものとなってこよう。
このように国民の生活台所が厳しくなってくる中、特に年金生活の高齢者にとって、年金から天引される保険金は、追剥に合うような気になるだろう。年金がスライドされて上がってゆくなら理解も得られようが、下がって行き、更に医療費が上がってゆく中であるから、地獄で閻魔に遭遇したような気持ちになる。
道路特定財源で無駄遣いが暴かれ、年金では事務処理さえ不明が解明されず、本来国(行政)が国民に信頼を得られる姿を見せて、負担を求めるべきを、行政の都合で国民の気持ちを無視して負担を負わせるようでは、税金などばかばかしくて払えるものかと、悪行を働く輩が横行して、社会の秩序も乱れてしまうと危惧する。
天に舞う「鯉のぼり」のように、『腹に一物』を無くして悠々と!
毎日毎日目先のことに追われて、「損か得か」で都合を探ってゆく生活は、虚しさしか残らない。個々の方々は、それぞれ目標や計画を持って生活設計を建てられていると思うが、今日の社会状況は、社会が個人の生活の前に立ちはだかっているように思えてならない。
健全な個人の社会人が、健全な社会を築かなければならないのに!複雑で混沌としている。天に舞う「鯉のぼり」のように、腹に何もわだかまりを溜めないで、悠々と生きられる社会で生活したいものだ。