愛媛県議会議員 明比昭治 いきいき西条 元気な愛媛!! 「輝くふるさと愛媛づくり」
新年の誓い!(2022/1/1)

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆々様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
新型コロナ感染禍を早く収束させ、お互いの人格を損なうことなく、互いに大切に生かされる「新しい社会システム」の構築を、皆で心を結んで取り組みましょう。
本年もよろしくお願します。 令和4年 元旦
 令和4年のスタートです。いつものように時は巡るのですが、世の時々の流れによって受け止める空気感が変わり、正月は特に節度の気分を高めてくれる生活習慣を誰もが得ているのではないかと思うところです。

 私も若いうちは今年も高みを目指して頑張ろうと、熱気力もわいてきたものだが、古希も過ぎ、今ではいかに気力体力を維持できるようにするかに心の持ちようも変わってきている。世間の習わしも大きくスピードを上げて変わってくる。これに順応できる能力や、先駆ける能力が求められても来ている。

 今は、自分の都合のみではついて行けなくなる流れが起こってもいると思える。「大きな変革(社会革命)の時代」にあるとも言えるだろう。

 特に、そんな自覚をして世の中を見つめ、順応する必要がある。社会の流れや現象を冷静に見つめ、適応しよう。
令和4年の新年に思うこと・・・・。

コロナを超えた先の社会を見つめよう。守るべきものは何だろう。
やはりSDGs(持続可能な社会)を柱にした取り組みが優先されるべきだ。そして差別や偏見のない、寛容な尊重精神が生きた、共存社会を創ろう。


 
ボックス政を為すに徳を以てす
   譬えば北辰その所に居て衆星これに共うが如し~『論語』為政篇    
      
月刊『致知」2022.1月号【巻頭の言葉】より引用 
JFEホールディングス名誉顧問 數土文夫
 
『宗教教育のない日本でどのように道徳を教えるのか』
 日本人の道徳の根幹を見事に説き明かし、世界的ベストセラーとなった『武士道』。著者の新渡戸稲造は、ドイツへ留学した際、ベルギーの法学者、ド・ラブレー教授との散歩中の会話を契機に、同書を著したといいます。

 中国では、『論語』を含む永い儒教の歴史の中で、君子が修めるべき要素として『徳』について語られてはきませんでしたが、具体的な論述はありませんでした。これは西欧でも同じで、古代ギリシャから現代のキリスト教に至るまで、「モラル」「バーチュー」などの定義についてあくまで大らかでした。

 しかしラブレー教授は、道徳について西洋では学校教育や宗教教育で厳しく教えていると言い、そうした教育がなされていない日本で、どのようにして道徳を教えているのか、と疑問を呈しました。言外には、日本のことを未開の地と蔑む気持ちもあったことでしょう。新渡戸が『武士道』を刊行してその疑問に答えたのは、それから約10年後の1899年でした。

『国を支えた陰徳の人々』
 1904年、日本は国の存亡を懸けてロシアと開戦。伊藤博文枢密院議長は金子堅太郎に対し、時のアメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトに日露交渉の仲介の労を取ってもらうため、非公式に接触して依頼活動をするよう迫りました。金子はハーバード大学ロースクール時代から先輩OBたるルーズベルトと知己の関係にあったのです。大統領との会見に先立ち、日本を理解する一助として紹介したのが『武士道』でした。

 大統領は徹夜で読破、驚愕し、翌日には数十冊を自ら購入。5人の息子と上下両院の友人、各国駐在の米国公使に推薦の言葉をつけて贈ったといいます。一夜にして日本の偉大な理解者が現れたのです。

 渡米後の金子の活躍ぶりもまた、抜きん出たものでした。大統領と数度会見、日本への心情的支援を確立して、日露交渉の労を取ってもらうことに成功すると共に、全米各地での演説、広報ぶりも見事でした。彼が現地で訴えた根本理念は、ベストセラーになりつつあった『武士道』と同じであり、アメリカ人に対し未開の小国日本という認識を一変させることに大変な効力を発揮したのです。

 日本が日露戦争で勝利を収めた背景には、金子のこうした活躍や、財政的に窮地に陥っていた日本を獅子奮迅の働きで支えた時の日銀副総裁・高橋是清、そして彼らの活躍の根幹を成した新渡戸稲造の『武士道』がありました。日本の「徳」を世界に知らしめ、国の立場を優位に導いた彼らは、最前線で戦った名将たちに比肩する殊勲者です。当時の日本には、こうした陰徳の人が多数存在し、それぞれの立場で懸命に国を支えていたことを、私たちは決して忘れてはなりません。

『1000年以上の修養を通して磨き上げた7つの徳』
 新渡戸稲造が『武士道』で説いていることは何か。それは、日本人が1000年以上の修養を通して磨き上げてきた優れた品性であり、次の7つの徳から成っています。

 1、 義「義」は『武士道』の最も重要な観念。個人的なものではない。「義」は「公儀」であり、「義務」である。自由の前に義務がある。

 2、 勇「勇」とは、義しきことをなすこと。勇気は「義」のために行われるのでなければ、徳の中に数えられない。「義」と「勇」は双子の兄弟。

 3、 仁 上に立つ者の必要条件は「仁」である。弱者、敗者、劣者への配慮、対応は、古来最高の徳。

 4、 礼 優れる者に対する敬意と、劣れる者に対する配慮の心。

 5、 正直 武士の一言。「正直」と「名誉」は同根。

 6、 名誉 廉恥真は少年の最初の「徳」教育。

 7、 忠義 「名誉」と「忠義」は表裏一体不可分。

 2003年、台湾元総統・李登輝氏は『「武士道」解題ノーブレス・オブリージュとは』を発刊しました。若い頃に『武士道』に出会って大きな感化を受け、1988年の総統就任以降も自身の政治や言動を支配していたのは武士道精神だったという氏は、同書でグローバライゼーションの時代に突入した世界を概観し、
「『武士道』という名の日本の根本精神はますます絶対必要不可欠な土台となってくると思うのです」
と説いています。

「徳」は実践されて初めて「徳」。私たちはこのことを心に刻み、コロナ禍をはじめとする様々な試練を武士道の精神で乗り越えていかなければなりません。


「徳」は実践されて初めて「徳」。私たちはこのことを心に刻み、コロナ禍をはじめとする様々な試練を武士道の精神で乗り越えていかなければなりません。



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