愛媛県議会議員 明比昭治 いきいき西条 元気な愛媛!! 「輝くふるさと愛媛づくり」
新型コロナウイルスの早期収束を願う(2020/3/1)

新型コロナウイルス対策は、オリンピック・パラリンピックも控え
世界から注目されている。正しい理解と冷静な判断のもと、挙国一致の理解で、この難局に対処を!
 今年に入り、中国で発生した「新型コロナウイルス」が爆発的に感染を拡げ、かつてのサーズ・マーズといった感染性ウイルスが拡大発症したように、今、世界中に広まって、的確な治療薬の開発も出来ていない状況で、大混乱となっている。

 我が国でも、中国との人・物・金の往来交流は、かつての新型ウイルス事件の時とは比較にならないほど大きくなっており、加えて今回は大型クルーズ船「クイーンエリザベス号」に乗船者の中から、罹患者が発生したこと、及び武漢在住の邦人を特別機で帰還させた方の検査や手当に多くの時間と手間がかかり患者が増え、一般の国内感染者の感染拡大にと色々な事態や要素が絡み、大混乱をきたしている。

 特に心配されるのは今年夏には世界のイベント「オリンピック・パラリンピック」の日本での開催を控え、1日も早く収束の手立てを最重点に取り組まなければ、大変なことになる。

 政府も3月に入って春休み、すなはち、4月の新学期まで学校の休校を(その間に学校では諸行事の予定も年次計画の中に組まれているとは思われるが、規模や内容を検討し、それぞれの実態対応し取り組むこと)を要請。愛媛県でも3月4日から県立高校・養護学校を休校することとし、小中学校でも各市が概ね追随休校としている。

 愛媛では現在、陽性反応が出ている感染者もなく、なぜそこまで?休みとなった子供たちがどう過ごすのか?自宅での子供たちの生活を、仕事なども持っている保護者がどう見守れるのか?かえって社会を混乱させるのではないか?決定に言いたいこと・疑問課題は一杯ある。

 直接難が自分に及んでいないからそんなことを考えていられるのだが、現に感染拡大は留まるところなく進んでいるのだ。放置しておけば何時自分の目の前に感染が及ぶかもしれない、初期対応で見えない難を「正しく恐れて理解と行動を取るべき」と、国の威信をかけて取り組むいわば「国難」への対応が求められていると理解しよう。

 北海道知事は「異常事態宣言」も発せられ、愛媛県知事も県民に正しい理解と協力を求めている。子供たちも含め社会全体での理解を求めたい。すでに各地で旅行者や、行事イベントの中止で、大混乱を招いており、経済的にも大変な打撃影響があるだろう。

 オリンピックが開催できないなどとのことになれば、世界的にも大きな禍根ともなるし、経済的ダメージなども含め、大変なことになる。世界中でも各国も対策が取られているが、正しい情報を共有し、対策を講じ、みんなで、すべての人の命を守る、まずは自らの国と社会の威信をかけて1日も早く収束することを祈り願いたい。

 政府・国会も一丸となって対策に奔走・知恵を出し合い法の整備や、制度の不備を正して国際的に信頼される体制に取り組まなければならない。国会での論争を聞いていても、政府や行政の取り組みの些細なことを揚げ足取りのような指摘しての論争ばかりが目に付く、これは私一人ではないだろう。

 感染症対策として検査体制が、保健所中心で動いていては能力が足りない、民間の検査機関や医療機関での対応を図り、即応体制を図ることが今回の反省点でもあろう。これらの諸点もこの機に整備が求められる。マスクの奪い合い・不要な買いだめ・軽率なSNSなどの情報発信など慎み、良識のある社会人として、みんなでモラルを保ち、行動もしよう。

愛媛の元気創造にこれからも頑張ろう!
 さて、県議会では3月は新年度の予算を含め、重要な審議を行っているのだが、最近は高齢社会対応の負担増、経年劣化による建設構築物の改修や長寿命化対応などに財政構造のウェイトが増え、新規事業が抑えられがちとなっている上に、自然災害の復旧・復興にも多額の予算を必要とし、税収の伸びも大きく期待できず、地方の財政運営はますます厳しくなって来るので、色々知恵と工夫が必要で、その力量が問われる時代となっています。

 だが厳しい冬の後には必ず、春が訪れます。なにより、後ろ向きにならずみんなで理解と協力により、痛みも互いに分かち合い、元気に前向きな社会の発展を目指す環境の醸成が大切です。

 また、何より生活の基盤は自立のできる産業基盤がしっかりして、実需の創出を目指し、元気な地域をつくる事でもあります。若者や女性がもっと就労できる場と環境をつくることも力を入れなければならないと思います。

 これらの意見や政策を重ねて、愛媛の元気創造に取り組みます。

 
ボックスアンサング・ヒーローに拍手を
       
      
月刊『致知」2020.3月号【巻頭の言葉】より引用 
アサヒビール社友 福地茂雄
 
『ヒーローの陰で奮闘する人々』
 今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
 金色に輝くメダルを胸に、晴れやかな表情で日の丸を見上げ、君が代を歌う日本人選手の姿を何回見ることができるでしょうか。

 しかし、こうしたヒーローたちの背後には多くの「アンサング・ヒーロー」(unsung hero)たちがいることを忘れてはなりません。

 アンサング・ヒーローとは、直訳すれば「歌われない英雄」ですが、私はこれを「縁の下の力持ち」と解釈しています。

 一九九八年春、新国立劇場の開場記念公演として、オペラ『アイーダ』が上演されました。その豪華絢爛な舞台は、以来五年ごとの周年記念に繰り返し上演され、多くの喝采を集めてきました。

 一五周年の記念公演の際、同劇場の理事長を務めていた私が、本番を前に舞台裏を視察して強く印象に残ったことがあります。主要キャストのラダメス将軍が身につける数々の胸章は重い金属製で、兵士が手にして凱旋行進をする旗幟もとても重いものであったのです。

 舞台の上だけとはいえ、少しでも本物に近づけようという努力がそこに見受けられました。本物に近いものを身につけることによって、舞台上の役者がそれだけ真剣に演じることができるのです。

 理事長在任中は、オペラ『イル・トロヴァトーレ』の舞台裏も視察しました。その時には何人かの女性スタッフが、俳優たちがかぶるフェルトの帽子を使い古しに見えるようにわざと毛羽立てていました。たとえ観客席からは判別できなくても、本物に近づけるための強いこだわりが窺えて感じ入りました。


『見えないところにも心を配る日本人』
 私はアメリカンフットボールが好きでよく観戦に行きます。アサヒビールシルバースターを応援しに、しばしば東京ドームへ出かけたものです。

 試合で目を引くのは、タッチダウンを決めるクォーターバック、楕円球を抱えて疾走するランニングバック。いわゆるヒーローたちの姿です。

 一方で、スタンドの最上段から敵チームのフォーメーションを読み取り、フィールドにいるコーチ陣に伝えるアナライジング・スタッフは、決して華やかな表舞台に出ることはありません。しかし、彼らアンサング・ヒーローたちの存在が競技の舞台を、そしてスポーツをより充実したものにしていると思うのです。

 ここまで記してきて思い至るのは、衣食住の全般にわたり、人の目の届かないところにも心を配る私たち日本人の習慣です。

 衣については、“裏地に凝る”という点です。和服、洋服を問わず、立派な裏地をつけることは、他人には見えなくとも自分自身の心を豊かにしてくれます。

 食については“隠し味”です。レシピに記されていない隠し味を加えることによって、料理は一段と引き立てられます。

 住については、いわゆる“水回り”の充実です。門構え玄関、応接間などは誰もが気を使う場所です。しかし、日本人は、台所やトイレといった普段あまり人目に触れることのない水回りにまで気を馳せることで、快適な生活空間つくり出してきました。

 これらは、日本人の優れた美徳ではないでしょうか。
 舞台芸術を裏から支える人々に贈られる「ニッセイ・バックステージ賞」というものがあります。優れた舞台を陰で支えた縁の下の力持ちを称える賞です。

 どんな分野にも“縁の下の力持ち”がいることを忘れてはなりません。人知れず奮闘するアンサング・ヒーローたちに、心からの拍手を送ろうではありませんか。


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