愛媛県議会議員 明比昭治 いきいき西条 元気な愛媛!! 「輝くふるさと愛媛づくり」
暑中お見舞い申し上げます(2017/7/1)

石鎚山もお山開きです
 梅雨に入ったと言え雨が少なく心配です。反動でドカッとゲリラ豪雨のような雨が無ければと願うし、空梅雨で農作物の被害のないことも祈るのみです。
テレビや新聞を見ていても、本質に迫るような話がなく、うっとうしそうな話ばかりで晴れ晴れしませんが、将棋でもスポーツでも記録を塗り替える若者の活躍・成長が楽しみです。応援しましょう。

『日本再興戦略』(2016・6閣議決定)で獣医学部の新設条件を検討し、今治市が「国家戦略特区」に指定され、ことは始まったのだ!
 先の国会では「組織犯罪処罰法」の改正により、世界的に多発しているテロを防止するため、国際条約に加盟して2020年の東京オリンピックに向けても「テロ等準備罪」を創設して、国際協力体制を築く事が必要、そしてその暴挙を図るテロ集団の支援や共謀を未然に摘発し、治安維持を図ることを目的とする「共謀罪」を盛り込む法案が提案審議されていたのだが、国民を監視し自由を奪う法案だとして、目先の自己の都合ばかりに視点を置いた論議に終始、平和な治安維持の大義の視点を見失った状況で、大臣の説明の仕方も要領を得てなかったかもしれないが、最終的には委員会議決を経ないで、経過報告でいきなり本会議議決を行う強引な手法もとられ、国会閉幕後の内閣支持率は、いきなり10ポイントもあまり急落し、50%を割り込む状態になり、好調だった安倍内閣の前途に険しささえ論じられている。

 これにはこの法案の取り組み以外にも、「森友学園」への国有地払下げへの安倍総理夫妻の関与の問題についての説明不十分、今治に新設計画されている「加計学園」の獣医師学部の認可の問題、加えて自民党衆議院2回生議員の「スキャンダル」など、本旨に外れた事柄も含め、国民の目線には馴染みにくい事柄が次々と発覚したことにも、大きな要因がある。

 内閣も自民党も反省や改善すべきは、しっかりと取り組まなければならない。
こんなくだらない国会の論議や状況を、見過ごしていると気が付けば周辺の良好な関係の諸外国からも嘲笑され、あてにされなくなるのでは無いかと危惧するものだ。

 ただ表題にも書いた通り、今治の問題については、地元(市・県)として、これまで粘り強く課題解決のために取り組んでいたもので、その意義をくんでいただき「国家戦略特区」として、岩盤が切り開かれたものであり、恣意的なもので動いてきたものでは決してないと、我々は天下白日の下で議論されたこととの理解であり、野党の皆さんの追及は全く当を得たものではないのだ。
ちっぽけな面子を探るような次元での議論であってはならない。国家の課題解決の取り組みに、大きな視点を求めたい。


 
ボックス仁愛を本として分別する
       
      
月刊『致知」2017.7月号【巻頭の言葉】より引用  鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)  
 
 『大和掃除に学ぶ会』の皆さんが、神奈川県大和市の大和駅前で毎月行っておられる掃除活動が、4月に100回目の節目を迎えました。

この『大和掃除に学ぶ会』は、地元米軍厚木基地の軍人の方々にもご参加いただいているのが特徴です。

そして100回目に参加された約120人の中には、年前から率先して参加なさっている前司令官のスティーブ・ウィーマンさん、現司令官のジョン・ブッシーさんをはじめ、約70名の軍人の方々の姿がありました。

新旧司令官のお二人とは幾度となく交流を重ねてまいりましたが、その穏やかで謙虚なお人柄に、私はいたく感銘を受けました。

数千人もの部下を率いる立場を笠に着るようなところは微塵もなく、自ら率先して下坐行に取り組み、日本人社会との融和に努めて下さっていることはとてもありがたく、こういう方々にはいつまでも日本にいていただきたい、と心の底から願う次第です。

残念ながら、今の日本のリーダーには冷徹な人が多く、お二人のような温和な人がなかなか見当たりません。

物事をただ合理的・物理的に推し進めていくのであれば、冷徹な気持ちさえあれば実現も可能でしょう。

ただ私は、日本という国が悪い方向へ進み続けていることに強い危機感を抱いており、その大きな原因はこうしたリーダーの資質にあると考えます。

また、そういうリーダーを選んだ国民にも責任があると思うのです。

お二人の司令官には、大きな組織を率いる重責に加え、今緊迫している朝鮮半島への備えも求められています。

こういった難しい状況の中でも、謙虚で温和な人柄を貫いておられるお二人から、私は真の強さというものを学ばせていただきました。

そして、私は掃除という活動を通してお二方と米軍々人さん方にご縁をいただいたことを、生涯の幸運と受け止めています。

小早川隆景という戦国武将が、

「万事を決断するに、仁愛を本として分別すれば、万一、当たらざることありとも遠からず」

という言葉を残しています。

彼は、危機に際して下した判断に殆ど誤りがなかったと言われ、同じく武将の黒田長政から、その判断の拠り所を問われてそのように答えたそうです。

私は、隆景の説くこの〝仁愛〟こそ、現代の日本が大切にすべき言葉だと実感しています。

今の日本が様々な方面ではつての輝きと力を失いつつあるのは、リーダーの判断基準からこの〝仁愛〟の精神が失われ、損得ばかりに囚われているせいではないかと憂慮するのです。

政府は東日本や熊本の復興について、また被災地から逃れてきた子供たちに対する悲惨なイジメについて「可及的速やかに」対処すると勇ましく発表しています。

しかし現実には、その勇ましさとは裏腹に遅々として対策は進んでいません。

熊本で倒壊したビルやアパートのオーナーさんに対しては、自己資金で建て直せば後から援助すると政府は謳っています。

しかし被災者の皆さんはどこからそのような多額の資金を捻出すれば良いというのでしょうか。

やむなく事業の再開を断念して廃棄する人が後を絶ちません。

言葉ではいくらでも立派なことを掲げられますが、その殆どが現実には何の力も持たないと言わざるを得ません。

桜の名所に立っている「ゴミは持ち帰りましょう」という看板の下に、ゴミが山積みになっている状況と同じです。

日本人の大半は、真面目で誠実な本来の美質を今も変わらず持ち続けています。

ところが、せっかくその美質を発揮して頑張っても、今の日本社会では、その働きが十分報われないため、多くの人が心をすり潰してしまっています。

この状況が続けば、そのうち尊い美質も損なわれ日本人が変質してしまうかもしれず、そうなってしまってはもう取り返しがつきません。

行政・経済のリーダーは、米軍基地のお二人の司令官に倣い、自ら下に降りて範を垂れなければなりません。

リーダーの姿勢が変われば、威令は自ずから伝わり、日本もよくなっていくと私は信じます。


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