愛媛県議会議員 明比昭治 いきいき西条 元気な愛媛!! 「輝くふるさと愛媛づくり」
 
日本の進路明示と景気対策を急げ!(2010/8/1)

 参議院議員選挙で、民意は反映された。国会は機能を果たせ!

参議院議員の選挙が7月11日投票で実施され、政権与党が過半数を割り込む結果となり、衆議院と参議院でねじれが生じ、しかも重要法案を衆議院で強行採決しても参議院で否決されれば、3分の2条項で衆議院の議決が優先される強行も与党の数が足りないために不可能な状況となっている。

慎重に審議をしなければ法案や予算が簡単に通らないのは良いことだ。

だが何時までも党利党略で、国民不在の政治をしてはならない。今や国民の3分の1が貧困層とも言われ、特に若者が生涯生活設計の立てられる安定した就職口も無い状況では、この国の未来指針も立たない。国政が責任を持って速やかに取り組むべき課題だ。

それにしても来年度の予算の概算を民主党政権で検討されているが、将来に責任の持てる組み立てがあやしい。霧に包まれたような方策では道が開かれない。

次の選挙ではこの国会の有りようを国民は見定めた見識が発揮されることで、日本を立て直さなければならないと、誰もが感じていることだろう。

私も政治に直接関わるものとして、今日の事態に責任を感じながらも、どうにもならないもどかしさで、悶々とするばかりで情けないが、みんなの幸せを願って、理念を崩さないでしっかりと行動したい。

 知事選挙はどうなるだろう?

加戸守行愛媛県知事は、来年1月で3期の任期を終えることになるが、1月では新しい知事が自らの政策を生かした次年度の予算が立てにくいので、せめて11月には新しい知事が就任して予算を組むことが良いことだとの持論も持たれ、また正月に「おとそ」気分も抜けずに選挙することも、選挙に関心を持ってもらうためにも避けるべきだろうとの持論も持たれ、11月に選挙が実施されることになるだろう。

さて加戸知事は今期で勇退することも内々述べられている。9月議会では公式表明があると思われるが、次の候補者の名乗りも欲しい次期となっている。県内を選挙民に政策や人柄を知っていただくにも時間が必要だ。県民が何も解らず時の勢いだけで選挙に臨むのも無謀なことであろう。

厳しい財政状況や、国政の不安定な状況から、地方の有りようも見出しにくい中ではあるが、地方主権の確立も大事な時期である。強い志のある候補者の選定が求められる。

我が自民党県連としても、主体的に検討すべきことであり、内々検討に入っているが、今日の段階では結論には至っていない。


異常に暑いが、お盆には先祖の供養を忘れず健康と災害に留意し頑張りましょう。

ボックス 「カチンの森」の悲劇と我が民族のさまよい
               =自国の歴史を忘れた民族は滅びてゆくのだ。=
月刊誌「致知」の《巻頭の言葉》より抜粋引用=アサヒビール名誉顧問 中條高徳

『過去と向き合うポーランド』

ポーランドという国は、ロシア(旧ソ連)やドイツと国境を連ねるだけに、幾度と無く侵略をうけ、悲しい歴史を綴ってきた。

そのポーランド政府専用機が墜落し、カチンスキー大統領夫妻や多数の政府高官たちが犠牲になったことは記憶に新しい。

1917年のロシア革命以来、共産主義陣営は鉄のカーテンを下ろして情報を遮断し、粛清と称して大虐殺を繰り返してきた。特にスターリン時代がひどかった。

1940年、スターリンの秘密警察がポーランドの2万人余りの将校、エリート達を虐殺し一掃した。それが有名な「カチンの森事件」である。歴史は常に勝者の手でつずられるといわれるが、この事件も久しく敗者ドイツの犯行と非難され続けてきた。

ところがペレストロイカで共産主義から離脱したゴルバチョフ大統領が20年前、ソ連の責任を認めたのだ。歴史の修正である。それに呼応するかのごとく、ポーランド政府も和解の道を提案し、カチン虐殺70周年の追悼式には、トゥスク首相とともにプーチン首相がロシアの指導者として始めて出席し、犠牲者の冥福を祈った。

にもかかわらず、民族過激派でトゥスク首相の政敵であったカチンスキー大統領が、この両者で追悼式に参列したことに不満を抱き、独自に追悼しようとした際に事故が起きたのであった。ポーランド国民はこれをどのように受止めるであろうか。カチンの亡霊が再び頭をもたげないでほしいと切に思う。

 
『歴史を知らないリーダーたち』

この「カチンの森」事件よりはるかに大きな悲劇が、終戦時に旧ソ連で起きたことを決して忘れてはならない。その時、日ソ間には中立条約が結ばれていた。日本がポツダム宣言を受諾して戦争終結状態に入る間近の8月8日、ソ連軍は日本に宣戦布告して満州、北朝鮮、樺太に侵入し、約60万人をソ連に連れ去り、強制労働をさせ、約6万人を餓死、凍死させた。

樺太の真岡で電話交換手を務めていた9人の若い娘達は、市民に事の急を告げ、ロシア兵が近づくとこれまでと観念し自決していった。この9人も靖国神社に祀られている。筆者の陸士の先輩である瀬島龍三氏は、シベリア抑留11年で最後の引揚者であった。北方4島もその時不法占拠されたのである。まさに戦時国際法違反であり、人道上も許されざる蛮行であった。

それから65年。北方4島は未だに返っていない。竹島が韓国の実効支配化にあるのに解決し得ない。拉致された人たちの解決も出来ない日本。「カチンの森」のポーランドと比べて経済大国日本の外交力の弱さを感じざるを得ない。詰まり民族力が衰えているのだ。

作家の曽野綾子氏が『産経新聞(4月28日付け)』に書かれていたが、聖心女子大生41名中20名が日本が英米と戦ったことを知らなかったという。その程度の認識しかない人たちも国政に参画してきている。たった8ヶ月で首相の座を投げ出した鳩山氏らも、あまりに近現代史の学びが浅い。恐るべき我が国の実態である。『致知』4月号で説いた如く、自国の歴史を忘れた民族は滅びてゆくのだ。

 

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